秋の入り口に出会える生き物たち
9月は夏から秋への移り変わりを感じられる季節。日差しはまだ強いですが、朝晩は少しずつ涼しくなり、自然界では生き物たちの姿にも変化が表れます。身近な公園や川沿い、田んぼのあぜ道などで観察できる生き物をご紹介します。
昆虫編

- 赤とんぼ(アキアカネ)
秋の象徴ともいえるトンボ。夏は山地で過ごし、9月頃になると平地に戻ってきます。群れで飛ぶ姿を見かけることも。 - ツクツクボウシ
セミの鳴き声もクライマックス。8月後半から9月にかけて「ツクツクボーシ」と独特の声を響かせ、夏の終わりを告げてくれます。 - コオロギやスズムシ
夜になると、草むらから虫の音が聞こえてきます。耳を澄ますと種類ごとのリズムの違いも楽しめます。
野鳥編
- ツバメの渡り
9月はツバメが南へ渡る季節。電線にたくさんのツバメがとまり、羽を休めている光景は秋ならではです。 - カワセミ
川沿いや池で、青い宝石のような姿を見かけるチャンス。秋は水辺が澄んで観察しやすくなります。
まとめ
9月は、夏の名残と秋の訪れを同時に感じられる特別な季節。セミの声と虫の音が交じり合い、赤とんぼが舞う景色はこの時期ならではです。ちょっとした散歩や子どもとの外遊びでも、目を凝らせばさまざまな生き物に出会えるでしょう。